
上は、木地屋さんがろくろで作ったばかりのお椀の木地です。
2006年に輪島の木地屋さんを訪ねたときに撮影した写真です。
木地屋さんはお椀の木地を陽にかざしながら説明してくれました。
「ほら、木地が透けて見えるでしょう。」
・・・確かに透けて見えます。
欅(けやき)の木質は、薄く削ると、陽にかざして透き間が見えるほどの粗さなのです。
透き間がみえるほどの薄さにお椀の木地を作ると、木地の両面から漆がしみこんでお椀が強くなるということです。
なるほど、堅牢優美な輪島塗は「布着せ」や「地の粉」といった技法だけでなく、
木地の段階から丈夫なお椀ができるちゃんとした理由があるんだね。・・・納得しました。
↓こんな木の塊を・・・

↓削っていってお椀にします。

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