2024年の干支にちなんで
輪島塗 碁石入れ 龍虎沈金 双雲作(龍沈金の部分)
2024年の干支にちなみ、特注で製造した龍の加飾の輪島塗を2種ご紹介いたします。
一つは「輪島塗 碁石入れ 龍虎沈金 双雲作」
もう一つはフリーカップ2個にそれぞれ同じ絵柄の龍を沈金と蒔絵で描いたものです。
いずれもお客様の許可を得て、美器穂留都の特注ページに掲載している特注品です。
随分以前の特注品になりますが、ご覧頂きたく、ブログでの再紹介になります。
輪島塗 碁石入れ 龍虎沈金 双雲作
この碁石入れは、木地からお作りした特注品です。
当初、絵柄のテーマのご指定がなく、「四季草花」のような蒔絵と、「龍虎沈金」の二つのテーマをご提案致したところ、「龍虎沈金」をお好みでした。
碁石入れの木地の状態(見本)と、沈金師さんに作って頂いた下絵をご覧頂き製作に入りました。
輪島塗 碁石入れ 龍虎沈金 双雲作(龍沈金の部分)
輪島塗 碁石入れ 龍虎沈金 双雲作(部分)
輪島塗 碁石入れ 龍虎沈金 双雲作
輪島塗 フリーカップ 龍沈金/龍蒔絵
左:輪島塗 フリーカップ 龍沈金(英次作)
右:輪島塗 フリーカップ龍蒔絵(楽寛作)
当時定番品として掲載していたフリーカップに、沈金と蒔絵の二通りで加飾しました。
お客様が所有されている法被に描かれた龍の絵柄を描いて欲しいというご希望でしたので法被の画像や、お好みの龍の画像を送っていただき、沈金と蒔絵て同じ絵柄での加飾になりました。
沈金と蒔絵とどちらをご希望か伺いましたら、両方で作って欲しいとのご希望でしたので、沈金と蒔絵、それぞれでおつくりすることになりました。
沈金は高出英次さん、蒔絵は楽寛(大端稔)さんです。
龍の爪が、家紋をつかむようにとのご指定でした。
碁石入れもフリーカップも十年以上前の特注品です。
ブログで再度、ご紹介していますと、懐かしく思い出されます。
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★ 龍の加飾は結構人気があります。
★ 輪島塗以外の特注品として、自社製品のパネルへの加飾、市販のボールペン(万年筆)への加飾のご依頼もありました。
★ パネルやボールペンなど、合成樹脂に加飾する場合、合成樹脂用に漆塗りをし加飾致します。
★ お客様の自社製品のパネルへの加飾では、お客様から試作用にと予備のパネル2枚とあわせ、計3枚のパネルをご提供頂きました。 制作現場では、実際に予備のパネルに漆を塗り、沈金が彫れるかどうかを試してから本番の制作になりました。
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