林源太さんの展覧会は、私にとっては2年ほど前の桜の庄兵衛ギャラリー以来2度目です。
今回は、大阪北区の現代クラフトギャラリーで、内山貴義さんとの二人展です。10月31日(日)~11月6日(土)まで開催でした。
■ 益々洗練されて、・・・そして温かみと味わいのある塗り艶や質感にうっとり・・・です。
上の写真のお抹茶茶碗は布が芯になっている”乾漆”ですが、同じような質感のかわいいお猪口もたくさんありました。
普通よく見かける塗り立てや呂色仕上げのような、表面がなめらかな漆器も制作されています。
写真を撮りわすれたのが、mm~残念!!
表面がなめらかな、塗り艶の美しい、写真を飾る額縁風の写真ケースや、ふるさとの温かな親しみを感じさせるようなお弁当箱やかわいい御重など、2年前とは印象が随分と異なり、やはり作家さんの作品は進化し続けるので、こまめに見ておかなくてはと思いました。
そして、欲しものはそのとき購入しなければ、あとから言っても「あれはもうありません」ということになるのだとの気付きも・・・・。
塗面の独特の艶が印象的です。なんと形容したらいいのでしょうか、とてもきれいで美しいです。
漆の入手先によって、漆の性質が手応えでわかるそうで、ご自分の好みで漆をブレンドされるそうです。
漆と会話しながら制作されているのですね。
そして、作品によっては木地作りからされていることにはびっくりしました。
お話をお伺いしていると、創作への思いいや創作の醍醐味を感じ、芸術や工芸への憧れがつのります。
■ ご一緒に展覧会をされていた内山貴義さんは、紙を使った漆器にこだわリ制作されているそうです。
内山さんの作品も、品格のある、とても美しい漆器でした。
上の写真は、案内状をデジカメで撮影して掲載させていただいているので、実物の魅力を充分お伝えできなくて申し訳ないです。m(_ _)m
実物はもっと深みのある艶でとても美しいんですよ~。
お茶席のお干菓子の菓子器などにいいような感じでしたが、表面がなめらかなので、お干菓子が滑って中央に寄ってしまうでしょうか。
普段に、この器に主菓子を盛って、”お茶”したら、思いっきり贅沢な時間になりますね。
■ 現代クラフトギャラリーさんからは、「漆器を洗うときに使うといいですよ」と手編み(アクリル糸)の↓を頂きました。
使うのがもったいない感じですが、一度試してみます。
林源太さんとお話しするのは初めてでしたが、気さくにいろいろ説明してくださり、源太さんのホームページへのリンクもご快諾いただき、本当に有り難かったです。
源太さんのホームページへのリンクは、本ブログの右サイドの「お友達のHP」の覧にも加えました。
林源太さん、内山貴義さん、現代クラフトギャラリーさん、本当にありがとうございました。
皆様のご活躍と発展をこころよりお祈りいたします。