輪島塗 重箱 二段重 (6.5寸隅丸形) 黒内朱 花丸蒔絵

「四君子(しくんし)」の竹・梅・菊・蘭をそれぞれ円(花丸)にデザインした蒔絵の重箱です。
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【松竹梅と四君子】
「四君子」は「松竹梅」から松を除き、菊と蘭を加えたものです。
四君子は現在日本の蒔絵でも描かれているように東洋の画題になっていますが、元々は中国、明の時代に「竹・梅・菊・蘭」を「四君子」というようになったとのことです。
世の汚濁に染まらない高節を好む画題として文人画家に好まれたようです。
「松竹梅」も中国が源で、墨松・墨竹・墨梅は、それぞれ中唐、晩唐、宗の時代頃(以降)に出来上がったと想像されています。
日本では「松竹梅」はお正月や慶事など、おめでたいことのシンボルですが、松や竹や梅が風雪や厳冬に耐えることから、もともとは君子や高節のたとえだったようです。
いずれにしても清々しく華やいだモチーフが、輪島塗の御重に蒔絵で表現されています。