輪島塗の製造工程は、生地作りから下塗り、上塗り、沈金や蒔絵の加飾に至るまで、すべてを合わせると124工程あります。 本ウェブサイト輪島塗オンラインショップ 美器穂留都で取り扱っている輪島塗はすべて、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」で定められた輪島塗の要件を満たしているだけでなく、124もの輪島塗製造の各工程を手を抜かずに仕上げられております。まさに伝統の技を忠実に伝える、輪島塗を愛する人々によって作られた、輪島塗を愛する人々のための輪島塗です。本物志向、正統派のための輪島塗として、自信を持ってご提供させていただいております。
輪島塗はよく「優美で堅牢」と表現されますが、数ある漆器の中でもその品質が極めて抜きんでています。大まかにまとめるとその特徴は次のようになります。
「優美で堅牢」と評されるように、輪島塗は見た目に美しく、技術に裏打ちされた丈夫な漆器です。つまり商品としての品質の高さが、古くから指示されてきている理由です。 この指示されてきた歴史の中で「輪島塗」というブランドが自然に出来上がってきたともいえます。
一言で言うなら、やはり品質のよさが理由にあげられます。堅牢丈夫な漆器である輪島塗は、上手にお使いいただければ一生お使いいただくことが可能です。加えて、輪島塗の美しさには、芸術性があります。人生の大切な節目の贈り物、記念の贈り物などには、美しく、いつまでもお使いいただける丈夫な輪島塗が重宝されるのでしょう。一つひとつが手作りの伝統工芸品を贈るということでも、先方への気持ちを伝えやすいのかもしれません。
陶器や陶磁器のことをチャイナ(China 中国)、漆のことをジャパン(Japan 日本)という事実が示すように、古くから日本は漆(漆器)で有名です。
実際、16世紀中葉の鉄砲やキリスト教の伝来以降の一時期、漆器がヨーロッパの王侯貴族に好まれ、盛んに輸出されていた時期があります。当初輸出された漆器は最初のの頃は特に特注品が主でした。
今でも、蒔絵で装飾された当時輸出された漆器の箪笥などがヨーロッパに残っています。
現在、輪島塗が海外で販売されていないわけではありません。また、ごく少数の限られた愛好家がいないわけでもありませんが圧倒的に数が少ないです。
世界からの積極的な評価というよりも、日本からの輪島塗の商品の紹介及び情報の発信努力がなされているのが現状だと思われます。
漆器は乾燥に弱いため、乾燥の激しい地域では使用が難しいという制約もあります。世界からの評価を得るのは輪島塗の持つ今後の課題ともいえます。(2016.03.18 記す)
蒔絵や沈金は簡単に剥がれるものではありません。料亭などの、極端に使い回しの激しい器では、破損、消耗が出てきますが、通常、ご使用方法をお守りいただければ、ご家庭でのご使用で、蒔絵や沈金が剥がれることはございません。
天然木と漆が主ですが、厳密に言えば、「布着せ」の麻布や、下地の時に漆に混ぜて使う「輪島地の粉」(珪藻土の一種)も輪島塗の構成素材の一つです。そのほか、黒や朱の色の漆にするための物質(例えば黒漆の場合は水酸化鉄を混ぜます)、その他の漆の色を出すための顔料等も漆に混ざっています
着社日光と乾燥を避けることが何より大切です。
低いところの方が高いところよりも湿気があるので、低いところに収納されることをおすすめします。
※ 詳細は当サイトの輪島塗の取り扱いについてのページをご参照下さい。
輪島塗の取り扱いについて
輪島塗は基本的に受注生産で作られています。ご注文からお届けまでの期間は、商品の種類によって異なります。それぞれの商品について、各商品ページの「商品説明」の表に”ご注文から発送までの日数”を記していますので、そちらをご確認下さい。
例)家紋椀を除く汁椀 ⇒ ほぼ1週間
牡丹沈朱以外の丸盆(大) ⇒ ほぼ1週間
申し訳ございませんが、現在メッセージカードのサービスは承っておりません。
贈答用の商品には、ご希望に応じて熨斗をお付けして、上品な包装をいたしまして、お届けさせていただくようにしております。
輪島塗に保証期間というものはございませんが、保管方法や何かお困りの際には、お気軽にお問い合わせください。
お届けする商品は一つずつ、必ず検品してから出荷されます。 傷のついた商品がお手元に届くことはございません。万が一、そのようなことがございましたら、至急(到着後5日以内に)ご連絡下さい。お取り替えいたします。
修理は有料で承っております。お使いいただくうちに誤って落としたりするなどして、ヒビがはいった場合などは、お問い合せください。
※ 修理や修理の申し込み方法については次のページでご説明しております。
修理について
修理の申し込み方法(小型漆器)
修理の申し込み方法(座卓・家具)