茨城産漆の漆器ブランド「八溝塗(やみぞぬり)」

「茨城県で漆が生産されていたんだぁ~!」
10月18日付けの日経新聞の社会面に、

漆器ブランド 「純茨城産」全国に発信

の記事。

日本の漆の生産は、東北地方で、主に国の文化財補修の際に使う為に漆が生産されているのでは・・・と曖昧にしか認識していなかったので(勝手にそう思っていましたので)、まさに目から鱗です。

(ここで、勉強不足を反省 m(_ _)m)

しかも、漆器を知らない世代が増えたこの時代に、なんとも心強いお話です。

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▼ 日経新聞での掲載でしたよということがわかるように写真を撮ってみました。
記事を切り抜いた後なので、つなぎ合わせていますが・・・・。

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茨城に工房を持つ漆工芸作家の辻徹氏が、茨城産の漆で「八溝塗」ブランド(やみぞぬりブランド)を作り、アンテナショップとして「八溝塗工房 器而庵(きじあん)」を開かれたとのことです。

早速、辻徹氏を検索 → 「WARE WOOD WORK 辻徹」のウェブサイトへ行ってきました。

辻徹氏の漆器製作へのスタンツを知る「辻徹のものづくり」や「大子漆」についての説明など、とても勉強になりました。

サイトの右サイドにあった「WARE WOOD WORK BLOG」のバナーから、ブログへも行ってきました。

▼ 「WARE WOOD WORK BLOG」のバナー
「WARE WOOD WORK BLOG」のバナー

漆を中心に、興味深い記事が目色押し。中でも漆の「紫外線対策」には、なるほど・・そういう風にするんだぁ・・と。

ちなみに、日本で消費される漆はほとんどが外国産。
漆の輸入依存度は99%とも言われています。(※注)
そして、そのほとんどが中国からの輸入に頼っています。(※注)

Japanが「漆」を意味することを思うと、なんだか寂しい話です。
そんな状況の中で、茨城産の漆で「八溝塗」ブランドを作られた辻徹氏のお話に元気をいただきました。
ありがとうございます。

(※注) の箇所は 山本勝巳著『漆百科』(丸善株式会社)31頁を参照しています。