国登録記念物になっている、重森三玲の庭・西山氏庭園を見に行きました。
昨日4月16日のことです。
友達が応募していた分が抽選で当たり、見に行くことができました。
場所は豊中市岡町。豊中商工会議所の近くです。
お庭の見学と同時に国登録有形文化財の「西山家住宅」の見学もできました。
つまり、西山家の住宅とお庭の見学会です。
最初に”離れ”に集まって、豊中市の職員のかた?からでしょうか、簡単な説明がありました。
他にもスタッフのかたが二人、要所要所におられて、説明してくださいます。
説明してくださる方が、お庭や住宅をとても慈しんでおられるのが伝わってきて、とても温かい雰囲気です。
庭も、家の中も撮影OKということでした。
今日は、とりあえず、お庭の話です。
岡町に、立派なお庭のある家があると聞いていましたが、こんな素晴らしい庭だとは・・・・。
一瞬、京都のお寺に来た気分になりました。
庭が造られたのは、昭和15年(1940年)。
重森三玲という人が、西山家の先代ご当主から依頼され、京都の庭師川崎順一郎という人ととも作庭したそうです。
重森三玲という作庭で有名な人がいることを改めて知りました。
重森三玲というかたは、庭を造るとき、必ず名前を付けたそうで、見学した「西山氏庭園」は「青龍庭」という名前だそうです。
▲ 庭の奥の、岩が寄り集まっているところが龍のあたまで、白くうねる川のような形が龍の胴ということです。
▲ 上の写真の白い盛砂(もりすな)は京都の銀閣寺にも、同じ形のものがあるとのことです。
盛砂は龍がつかむ玉を、盛砂の周りにある岩は、玉をつかむ龍の爪をあらわしているそうです。
何とも、心憎い楽しい造形ですね。
思わず見学者からため息が…。
▲ 上は、龍の頭の部分から胴にあたる部分を見て撮っています。
庭を屋内から見るだけでなく、歩いて見学させていただける見学会でした。
見学にあたっての注意事項には、”庭園内ではコケ等を踏まないように、飛び石の上を注意しながら、ゆっくりと歩いてご鑑賞ください。”とありました。
また、庭が傷むといけないので、ヒールの靴はダメ、裏がゴムの靴で来るようにと、前もって連絡されていました。
▲ 引き続き庭に出ての見学です。
▲ 最初に見学させていただいた「西山家住宅」の”離れ”が見えます。
一枚目の写真は、この離れからの庭の眺めでした。
「西山家住宅」には、いくつか庭園があるのですが、見学させていただいた写真の庭は、”枯山水回遊式の伝統的日本庭園”とのこと。
主屋ではなく、”離れ”の為に一番広い枯山水のお庭が作られたようですね。
▲ どこを眺めても、風情があります。
▲ 時間を区切って、小人数ずつでの見学で短時間でしたが、きれいなお庭を見て、心静まるひとときでした。
▲ この看板は、見学の入口です。入ってすぐにお茶席の待合いがあり、”離れ”の玄関に隣接する部屋がお茶室になっていました。
住宅見学については、また機会がありましたら…ということで。。。
▲ 帰り道です。横の高い塀は、「西山家住宅」の塀です。
本当に、静かないい時間を過ごしました。
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