輪島塗 吸物椀 夫婦 黒塗 源氏香蒔絵 松風

【源氏香】

輪島塗 吸物椀 夫婦 黒塗 源氏香蒔絵 松風

「輪島塗 吸物椀 夫婦 黒塗 源氏香蒔絵 松風」を新たに掲載しました。
(掲載日:2020年10月15日)

そこで、源氏香についての話です。

※ 商品の詳細は商品ページに記しております。画像をクリックしてご覧くださいね。

【源氏香】・・・源氏香は香道の中の「組香」の一つです。

源氏香は5種類の香を選び1種類ごとにそれぞれ5包作ります。5種類×5包。全部で25包出来ます。
25包から五つを選んで焚き、香を聞いて五つのうちどれとどれが同じ香であったかを図型(源氏香の香図)で応えます。

【源氏香の図型(香図)】
焚かれた香を右から順に縦5本の線で現します。
1番最初に焚かれた香が右端の縦線。5番目が左端の縦線になります。
焚かれた五つの香のうち同じ種類の香があれば、同じ種類の香同士の縦線を横線で結びます。

次の図は松風の図型ですが、右端ノ縦線は横線で繋がる縦線がありません。それで最初に焚かれた香と同じ香は無いということになります。横線で繋がっている二つ目と三つ目の香が同じ、同様に四つ目と五つ目の香が同じになります。
焚かれた香は3種類ということになります。

焚かれた五つの香すべてが異なる香の場合(下図左)もあれば、5種類すべて同じ香の場合(下図右)もあります。

左:源氏香「帚木」 焚かれた五つの香すべてが異なる種類の香の場合
右:源氏香「手習」 焚かれた五つの香すべて同じ種類の香の場合

このような五つの組み合わせの図形(香図)には上図や下図にも記しているように「松風」「帚木」「手習い」「明石」「初音」というように名前がついています。これらは源氏物語54帖の名前です。

源氏香の図型(香図)は52個あり、源氏物語54帖のうちの第1帖の桐壺と第54帖の浮橋を除く52帖の名前がつけられています。

【源氏香 家紋の例】
源氏香の図型(香図)は家紋にもなっています。

【組香と文学的雰囲気】
香道の図型(香図)と源氏物語との繋がりはなんだろうと、そもそも香道とは、というところから少し調べようとしましたが、早々に白旗です。香道の世界は深く歴史が長いことがわかりました。
でも、折角ですので、少しメモしてみます。

源氏香がそのひとつである「組香」以前に、香りやその銘を競い合う「薫物合(たきものあわせ)」というのがあったそうです。

薫物合は香の優劣だけでなく、香につけた銘の適不適も同時に競い合う高尚優雅な遊びにまでなっていたようですが、どこまでいっても優劣論に終始するものだったようです。そうしたことに飽き足らずということなのか、文学的世界にテーマを求めて出来上がったのが「組香」とのことです。現在の香道はほとんど「組香」だそうです。

組香は2種類以上の香木を使用し、一定の主題を解釈するそうですが、一定の主題とは必ず文学的背景がテーマということで、とりわけ多くは和歌との繋がりのようです。この繋がり方もいろいろな形があるようです。

”組香の主題の解釈”が具体的にどのようなものなのか、これはもう茶道と一緒で実際に香道手前(点前)の世界に身を置く人でないとわからないのではとの感想です。

華道や茶道は一般化しましたが、香道は香木が高価で入手困難なこともあり、ごく限られたところでしか行われなくなっていったようです。

今では、一部でしか行われていない香道。
その香道の文学的雰囲気を、蒔絵の意匠で偲び味わえるのも、この国ならではの懐の広い豊かな文化なのかもしれません。

輪島塗 吸物椀 夫婦 黒塗 源氏香蒔絵 松風 (源氏香:金蒔絵)
輪島塗 吸物椀 夫婦 黒塗 源氏香蒔絵 松風 (源氏香:金朱蒔絵)


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投稿者: 輪島塗の風景

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